ホルンとバンド
つぎに、ホルンが実際のバンド演奏の中で、どのように活躍するのかを紹介します。ホルンといえばオーケストラを連想されるかたも多いと思います。もちろん、オーケストラにおけるホルンの存在はたいへんおおきなものです。しかし、私たち日本人にとってホルンといえば、吹奏楽とのつながりを連想するかたのほうが多いかもしれません。
吹奏楽とは
吹奏楽(すいそうがく)とは、別名ブラスバンドともよばれる、金管楽器・木管楽器・打楽器のみで構成された演奏団体のことです。つまり、吹奏楽にはバイオリンやチェロなどの弦楽器はふくまれません。ただし、例外的にハープなどの弦楽器を使用することもあります。世界中のマーチングバンドなどで、吹奏楽はたいへん盛んですが、中でも日本ではとくにおおきな盛り上がりをみせています。
吹奏楽におけるホルンの役割
吹奏楽は弦楽器が抜けているため、どうしてもその穴を埋めなくてはならない場面がでてきます。この弦楽器の穴を埋めるのは主にホルンです。もちろん、ほかの楽器が埋め合わせる場合もあります。しかし、ホルンの厚みのある音色が弦楽器の分をカバーする場合がほとんどなのです。吹奏楽においてホルンは主に2つの役割を担当します。
マーチとホルン
行進曲などのマーチを演奏する場合には、ホルンは主としてリズムをきざむ役割を担当します。トランペットなどのメロディーラインを陰でささえる役割です。
交響曲とホルン
オーケストラ用の交響曲を、吹奏楽用に編曲し演奏する場合もあります。この場合ホルンは、ハーモニー・リズム・主旋律の演奏とまさに大車輪の活躍をみせます。どんな曲にもホルンのもつ重厚な音色が必要とされるためです。
吹奏楽とスクールバンド
げんざい、日本中のほとんどの学校には吹奏楽部があります。その活動は、文化祭での発表や、各種スポーツの応援など多彩です。しかし、吹奏楽のメインとなる行事は、年に一度の全日本吹奏楽コンクールです。
吹奏楽の全国大会 全日本吹奏楽コンクール
日本全国を数ブロックにわけ、地区予選をおこない、最終的には全国大会でその演奏の優劣を争います。全国大会の常連校の演奏は、プロ顔負けのものもあり、日本の音楽文化の発展の基礎となっています。この大会の成績優秀校を分析すると、“ホルンの上手なチームが強い”という結果がでています。
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