ホルン

ホルンとは、オーケストラや吹奏楽でおもに中音域を担当する、巻貝のような形をした金管楽器です。みなさんもテレビなどの画像を通してみたことがあるかもしれません。ホルンは全長4メートルほどもある一本の管を、何回もグルグルにまいてできあがります。また、数ある管楽器の中でも、演奏技術をマスターするのがむずかしい楽器としても知られています。くわえて、音を出す方向が観客にたいして逆方向を向いているのはホルンだけです。このように、音がストレートに観客にとどかないことが、ホルン独特の音色をつくっているともいえます。

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ホルンの歴史

ホルンの歴史はとても長いものです。その歴史は古くは大昔、紀元前の時代までさかのぼります。ホルンはまだ、人間が狩りなどをしていたころ、動物の骨などをくりぬいて発明されました。この頃のホルンの役割はおもに、狩りの号令・合図などです。いわゆる“ほら貝”のようなものです。その後、徐々に改良が重ねられ、楽器として用いられるようになりました。1700年代に入り、げんざいわたしたちがよく画像として目にするようなホルンが誕生しました。ちょうどこの時期に、オーケストラなどの管弦楽に楽器としてとりいられるようになりました。

ホルンのなまえがついた楽器

名前に“ホルン”とついていますが、まったく違う楽器というものも多数存在します。名前は似ていますが、種類も奏でる音もそれぞれホルンとはおおきく異なっています。ここではそんな楽器のいくつかを紹介します。

アルプスホルン

アルプスホルンは人間の背丈以上の大きさを誇る楽器です。その全長は4メートル以上にもなります。おもにスイスなどでいまも使われています。みなさんもスイスの遊牧民の人たちが、アルプスホルンを吹いている画像をみたことがありませんか?非常に雄大な音を出す楽器です。

フリューゲルホルン

トランペットやコルネットを小さくしたような形をしているのが、このフリューゲルホルンです。ホルンにくらべて高い音域をカバーできます。また、トランペットなどにくらべて、より厚みのある音をだすのが、このフリューゲルホルンです。

アルトホルン

アルトホルンはチューバやユーフォニアムに似た形をした楽器です。その音域も中音域からやや高音域を担当します。重厚な音色を特徴としています。

イングリッシュホルン

イングリッシュホルンは分類としてはオーボエの仲間になります。イングリッシュホルンのかたち自体も、オーボエによく似ています。その音域は、中音域からやや低めの音域を担当します。

ホルンとバンド

つぎに、ホルンが実際のバンド演奏の中で、どのように活躍するのかを紹介します。ホルンといえばオーケストラを連想されるかたも多いと思います。もちろん、オーケストラにおけるホルンの存在はたいへんおおきなものです。しかし、私たち日本人にとってホルンといえば、吹奏楽とのつながりを連想するかたのほうが多いかもしれません。

吹奏楽とは

吹奏楽(すいそうがく)とは、別名ブラスバンドともよばれる、金管楽器・木管楽器・打楽器のみで構成された演奏団体のことです。つまり、吹奏楽にはバイオリンやチェロなどの弦楽器はふくまれません。ただし、例外的にハープなどの弦楽器を使用することもあります。世界中のマーチングバンドなどで、吹奏楽はたいへん盛んですが、中でも日本ではとくにおおきな盛り上がりをみせています。

吹奏楽におけるホルンの役割

吹奏楽は弦楽器が抜けているため、どうしてもその穴を埋めなくてはならない場面がでてきます。この弦楽器の穴を埋めるのは主にホルンです。もちろん、ほかの楽器が埋め合わせる場合もあります。しかし、ホルンの厚みのある音色が弦楽器の分をカバーする場合がほとんどなのです。吹奏楽においてホルンは主に2つの役割を担当します。

マーチとホルン

行進曲などのマーチを演奏する場合には、ホルンは主としてリズムをきざむ役割を担当します。トランペットなどのメロディーラインを陰でささえる役割です。

交響曲とホルン

オーケストラ用の交響曲を、吹奏楽用に編曲し演奏する場合もあります。この場合ホルンは、ハーモニー・リズム・主旋律の演奏とまさに大車輪の活躍をみせます。どんな曲にもホルンのもつ重厚な音色が必要とされるためです。

吹奏楽とスクールバンド

げんざい、日本中のほとんどの学校には吹奏楽部があります。その活動は、文化祭での発表や、各種スポーツの応援など多彩です。しかし、吹奏楽のメインとなる行事は、年に一度の全日本吹奏楽コンクールです。

吹奏楽の全国大会 全日本吹奏楽コンクール

日本全国を数ブロックにわけ、地区予選をおこない、最終的には全国大会でその演奏の優劣を争います。全国大会の常連校の演奏は、プロ顔負けのものもあり、日本の音楽文化の発展の基礎となっています。この大会の成績優秀校を分析すると、“ホルンの上手なチームが強い”という結果がでています。

ホルンの値段

ホルンに限らず、一般的に楽器はひじょうに高額です。もちろん、その値段はピンからキリまでではありますが、新品のホルンなら30万円から、なかには1000万円を超えるものもあります。中古でしたら10万円から100万円前後で買えます。また、ホルンを吹く際欠かせないマウスピースは1万円前後で購入できます。これらホルンの製造会社といえばアレキサンダー社が有名です。このアレキサンダー社は、ホルン本体だけでなくマウスピースなども製作・販売しています。またインターネット上でも各ホームページで、ホルンの画像つき商品を見ることができます。ホルンの購入のさいにはぜひ参考にしてください。

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