C型肝炎

実はA型からG型まである肝炎ですが、そのなかで一番有名なのはこのC型肝炎ではないでしょうか。理由として日本ではC型肝炎まででそれ以降の肝炎はほとんど見られないことなどがありますが、C型肝炎の特徴としてもう一つ、「通常生活内ではほとんど感染しない」ことがあげられます。それなのにC型肝炎がどうしてこうも目立っているのか、などC型肝炎についてのあれこれを説明したいとおもいます。

C型肝炎について

ではC型肝炎の基礎的な知識や感染経路などについて説明します。まずはここでC型肝炎というものがどのようなものなのかを知ってもらいたいとおもいます。

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C型肝炎とは

C型肝炎は“C型肝炎ウイルスに感染して起きる肝炎”です。じつにあっさりした説明ですが基本的にこれだけです。A型肝炎は食べ物や水といった経口感染、B型肝炎では保菌者との性交や血液などによる感染などが感染経路ですがC型肝炎は血液製剤などによる感染や、注射針を取り替えずに複数に注射したことによるものなど、医療現場でのミスが原因であることが多く、これがC型肝炎を有名にしてしまった理由です。

C型肝炎とキャリア

キャリアというのはC型肝炎ウイルスに感染していながら発症していない人のことです。実はC型肝炎は感染=発症というわけではなく、感染していてもそのまま症状のないままという人も多いのです。しかしこうした人たちの血液などに接触するとC型肝炎がうつってしまう可能性があります。

急性C型肝炎

C型肝炎になった患者は発症すると大抵この急性C型肝炎になります。この状態ではほかの肝炎に比べても症状が少なく、C型肝炎を発症していても身体がだるいといった程度で自覚症状の無いまま推移してしまうことが多くなります。しかし、C型肝炎の怖さはここからです。

慢性C型肝炎

急性のC型肝炎が放置されるとこの慢性化したC型肝炎に進行することがあります。慢性化してもそれほど命に関わるようなことは無く、ときおりの通院で済みます。しかしこの慢性C型肝炎を治療せずに放っておくと、C型肝炎から肝硬変や肝臓癌(肝がん)などを引き起こすことがあります。そうなると一挙に危険度が増しますので早めの治療を行うべきです。

C型肝炎の怖さ

C型肝炎はこのように、治ったと見せかけて肝臓の奥でゆっくり成長していることがあります。それも何十年と掛けてゆっくりと症状を悪化させていく上に、肝臓はもともと自覚症状が出にくい臓器なので気づいたときにはもう肝硬変などになってしまっていたというようなことが起こりがちです。

C型肝炎の診断と治療

C型肝炎はキャリアからの直接の感染より、医療現場などの不適切な処置で当人の身に覚えのないところで感染している恐れがある病気です。しかも上で述べたように潜伏期間がながいので、気づくのが遅れた、どこでうつされたのかが判らないと言ったことになりがちです。ここではC型肝炎の検査を受けたほうがいい人や治療法について説明します。

C型肝炎の恐れがある人

以下にあげた項目に覚えがある人はC型肝炎の検査を受けたほうが良いと思われます。C型肝炎は感染しますので、気づかずに他人に移してしまうというようなことも考えられるからです。

・昔輸血を受けたことがある

1992年前ではこのC型肝炎のチェックが甘く、これ以前になんらかの理由で輸血を受けた人はC型肝炎のキャリアの可能性があります。

・輸入非加熱血液凝固因子製剤を利用したことがある

この血液凝固因子というのは血友病の治療に使われるものです。これが問題になっているのですが、加熱されていないこの製剤を利用したことがあればかなり危険です。C型肝炎のほかにも危険な病気におかされている可能性もあります。現在この非加熱製のものは使用されていません。

・タトゥやピアスなどをほどこした人

これらを行ってくれるショップでは針を使いまわすことが多い上に病院などに比べて清潔や消毒なども怪しい可能性が高くなります。これからピアスなどの予定がある人はショップの衛生管理なども注意しておきましょう。

・手術を受けた人

とくに大きい手術であればたいがい輸血などのお世話になっているはずですし、そうでなくてもC型肝炎の院内感染などといった可能性もないとはいえません。

・肝臓に異常があると診断された人

健康診断などによって肝機能が低下しているといわれた人はこのC型肝炎によって肝機能低下を招いているかもしれません。

C型肝炎の治療

C型肝炎は、そのままでほかの病気さえ併発しなければそれほど怖い病気ではありません。しかしいつまでもC型肝炎のキャリアでいると肝硬変などを起こしかねません。C型肝炎の治療にはインターフェロンなどがあります。さらにC型肝炎にかかっていると診断された場合は肝臓が悪化しないようにおさけなどを控え、できるだけ普段の生活習慣を改善して肝臓をいたわりましょう。また、いつC型肝炎から肝硬変や肝がんに移行するかもしれないので定期的に通院して肝臓の状態に気をくばりましょう。

C型肝炎をうつさないように

C型肝炎はうつりますので、他人に移さないようにすることが大事です。もし自分がC型肝炎のキャリアだとわかった場合は、他人に血液を触らせたりしないようにします。例えばカミソリなどは共用しない、出血があったらきちんと保護し、血の着いたガーゼなどはきちんと自分で処理します。もちろん献血や臓器の提供なども危険ですから行ってはいけません。もし何らかの原因で入院や手術などを受ける場合は医師や看護師に伝えておきましょう。

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